「相談って大げさかな…?」そう思っていた親友も、実際に電話してみて「もっと早く知りたかった」と言っていました。
このページは、“今からできる実務”だけをまとめたガイドです。
迷ったら、 離れる → 証拠保存 → 188 or #9110。 その一歩で、あなたの選択肢はグッと増えます。
まず最初に:迷ったら「離れる→証拠保存→相談」
3分で揃う“相談セット”
- スクショ:プロフィール/誘い文句/日付が見える画面
- メモ(箇条書き):いつ(日時)・どこで(アプリ/場所)・誰から・何を言われた
- 契約類:申込書/領収/規約/カード明細(ある分だけ)
- 希望:解約・返金・連絡停止など、今したいことを一言で
💬 親友のひとこと
「“時系列+希望”を準備したら、相談がすごくスムーズだったよ」
消費者ホットライン188の使い方(話す順番テンプレ)
- 電話:188(いやや!) → 最寄りの消費生活センターにつながる
-
話す順番(読み上げOK)
- 「マッチングアプリの勧誘で困っています」
- 「◯月◯日にLINE/集まりに誘われました」
- 「契約(有/無)・支払い方法(現金/カード/分割)・金額」
- 「希望は**解約(返金)**です。次に何をすべきか教えてください」
- その後:担当に沿って、クーリングオフやカード会社対応を具体化
メモとスクショがあるだけで、説明の負担がグッと減ります。
#9110/110:しつこさ・恐怖・危険を感じたら
「断っても連絡が止まらない」「家や職場の近くまで来た」──不安や恐怖を感じたら、ためらわず相談でOKです。
- まずは #9110(警察相談専用ダイヤル) 「犯罪か分からない」段階でも相談できます。状況に応じて窓口を案内してくれます。(政府の窓口, 警視庁)
- 緊急性が高い/身の危険を感じる → 110 今いる場所と状況を最初に伝えましょう。(警視庁)
話す順番テンプレ(読み上げ用) 1)「マッチングアプリの相手に勧誘され、しつこく連絡があります」 2)「◯月◯日からLINE/待ち伏せ/つきまといが続いて不安です」 3)「自宅付近(◯◯駅)で夜の時間帯に遭遇しました」 4)「身の安全が心配で、どう行動すべきか教えてください」
💬 親友のひとこと
「#9110は“相談していいのかな”の段階でOKって言ってくれて、ほっとしたよ」
クーリングオフの進め方(20日目安/文例/送り方)
連鎖販売取引(MLM)は、契約書面を受け取った日から20日以内なら理由不要で解除できます(書面または電磁的記録で通知)。 証拠保全のため、書留・内容証明等の到達証拠が残る方法が安心です。(ノートラブル)
手順
- 時系列と金額をメモ(契約日/担当者/商品・役務名/金額)
- 通知文を作成(下の文例でOK)
- 事業者宛に送付(簡易書留・内容証明推奨)
- 控えを保存(書面・封筒・投函票・送信画面のスクショ)
- カード払いならカード会社にも同文通知(控え保存)(ノートラブル)
クーリングオフ“超ミニ文例”
(宛先)〇〇株式会社 御中
私は、令和◯年◯月◯日に貴社と締結した連鎖販売取引
(商品・役務名:◯◯、金額:◯◯円)の契約を、
特定商取引法に基づきクーリング・オフにより解除します。
(通知者)〒123-4567 東京都◯◯区◯◯1-2-3 氏名:山田花子
(発信日)令和◯年◯月◯日
期限後でも、不実告知/威迫・困惑があれば取消主張の余地あり。まずは188で指示を仰ぎましょう。(ノートラブル)
カード・分割の支払いを止めたい(支払停止の抗弁)
個別クレジットの場合、条件を満たせばカード会社へ支払停止の抗弁を書面で主張できます(割賦販売法の仕組み)。実務はケース差が大きいので、消費生活センターの助言を受けて進めるのが安全です。(国民生活センター)
流れ(目安) 1)188で可否と必要書類を確認 2)カード会社へ抗弁書提出(契約の問題点/時系列/証拠を添付) 3)回答待ち(並行して事業者側とも調整)(国民生活センター)
💬 親友のひとこと
「“カード会社にも言える”って知って、払えない不安が軽くなった」
相談するときのQ&A
Q. 188に電話したら、何を聞かれますか? A. 時系列・金額・希望の3点が中心。クーリングオフやカード対応を地域のセンターが具体化してくれます。(内閣官房副長官補室, 国民生活センター)
Q. #9110は“犯罪じゃないかも”でも良い? A. OK。悪質商法の不安段階でも相談可。危険時は110へ。(政府の窓口, 警視庁)
Q. クーリングオフ、メールでもいい? A. 電磁的記録も可。ただし到達証拠を残す方法(内容証明・書留、スクショ保全)が安心。(ノートラブル)
Q. 期限を過ぎた/開封してしまった A. 事情で扱いが変わるため188へ。不実告知や威迫なら取消の余地も。(ノートラブル)